引越し

こちらのブログへ引越しいたします。 8年間、お世話になりました。http://hedonismar.blog.fc2.com/

サワータイム

アルコールの散歩は足が自然と前へ出る 総てを忘れて白痴になるにはどうすればいいのか 問いかけは秋の空へ吸い込まれて 天高く豚肥ゆる秋と洒落ているのだ 今日もご飯を食べた きっと明日もご飯を食べる 明後日はご飯も食べる 明明後日はなんとご飯を食べる…

犬のいぬ生活

部屋には似たもの同士が並んでいる 顔のない犬は首を長くして私を見ている 私はその畏怖に怯え、眠れない夜なのだ 犬は何に怯えているのかと言えば私なのだろう? 私は何に怯えているのかと言えば犬なのだろう? 先生がおっしゃっている意味がよくわかりませ…

ベーコンじゃないんです

私が油の水面に漂い眠るのを 第三者の誰かが夢で見ている 私はいつでも見られている 誰の夢なのか誰も教えてくれないが きっと貴方も、貴女も、貴男も 私の夢を見たんでしょう? 誹謗中傷の視線が緋色に光れば 私は今頃こんがりと焼けているんです だから私…

プラモデル

腕がもげてしまった 足ももげてしまった 頭ももげてしまった 腰も、胸も、陰部もすべてもげてしまった 「私を組み立ててくれるのは誰だ?」 という問を空中に放り出してみた所 「それはきっと私なんでしょう」と ボソッっと独り言が出てしまったので ニヤニ…

夜釣りの帰り道

夜蝉無く玲瓏の響く夜 ひたすらに続く一本道を 労働者の足で労働もせずに走るのだ 空では不気味な笑みを浮かべた月が そっとビルの隙間から私を見ていた ずっとこの日が続けばいいと 水面に走る橋に寝転がり 草木の戦ぎをぢっと見ていた 気づけば体は水面に…

ティテテ

私は蝶になりたい 私は花にもなりたい 私は蜜にもなりたい 私は葉にもなりたい 私は早く私をみつけたいのだ

逆流

カンカン照りの日々が続いていくと脳が湯だち 全身に流れる血がもっともっと赤黒くなり 深夜の無意味ない徘徊に足が勝手に動き出したのです コンビニの灯だけが頼りでした でも今はそれも見えずに彷徨っています 真っ暗闇の脳味噌の中でモンシロチョウの交尾…

清書

前向きに生きるのもありと思うんです 僕は病気に負けたわけじゃない 勝つ為に生きるんだ 自分を正統化しているのは判っています ただ、今はただ、生きたい ありがとう、お母さん

遺書

前向きな死ってあると思うんです 僕は病気に負けたわけじゃない 勝つ為に死ぬんだ 自分を正統化しているのは判っています ただ、今はただ、死にたい ごめんなさい、お母さん

痣爆弾

貴女がより魅力的になっていた夜 釣合わない私の顔を便所の鏡で見た夜 輝いていた貴女の邪魔をしたくはないのです ひっそりとビルの陰で暮らすのが私には似合う 総てを諦めれば私も貴女も幸せなのです あぁ、自分につく嘘が上手になったなと瞼を閉じます 夢…

蛾の夢

昨日の早朝から部屋を蛾人間が飛び回っている 撒き散らされた燐粉で脳味噌が腐っていくのがわかる 私のするべき事は何なのか?するべき事があるのだろう? それすら曖昧になってしまっているのは何故なのだ? 可笑しく成っていく私を見ながら 蛾人間が笑って…

雑音フェティッシュ

脳髄に踏み切りのカンカン音が響き渡り ビルの谷間の一休みも出来ないのかと辟易とします カラスがカァカァと空中で旋回を繰り返し 隣の部屋の押さえられないFコードが響き ピーポーピーポーと救急車がお迎えにあがった時 私は貴女の帽子をそっと被りました …

触られたくないわ

10年以上前の一言が今の貴女から発せられます 三つ子の魂は百までというのなら私の魂は必要ないと 頭蓋に響き渡る残響にも勝てそうにありません 弱き私の前に気持ち悪き私なのだなと 目の前に転がった死体は膨れて気持ち悪くなるのです 死体が気持ち悪くなる…

貴女はパンです

パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パンが欲しい パン…

Passion

キーボードをタイプする音が リズミカルに鳴く朝鳥の声と交差をする 穿て穿て 脳を穿て 穿て穿て 脳を穿てと 貴女の事を思い出させるリズムの凶器なのだ 貴女が隣にいればどんなに誇りになるだろうと 空想のランデブーに心と股間を膨れさせる だが私は貴女に…

戦争なのよね

夜は私に集中力を与えてくれただけです きっとこの記事を貴女が読んでいる頃、私の電池は切れています 貴女の見ていたテレヴィジョンの神様は僕と同じ神様なので 宗教戦争をしなければなりません 僕は片腕をドリルにして、貴女は両足をキャタピラに 僕はドリ…

タラコ茶漬け

壊れていなかった関係に安堵を隠せません 精神安定剤を失くした僕は狂人になっていました 貴女の寝顔が脳を揺さぶり幸せのリズムが流れます あぁ、私は狂人になっていなかったのだ しかし貴女の為に茹でたスパゲティと同じ様に 私は蕩けて柔らかくなって逝っ…

もし畏怖だったら

眠気とともに襲ってきた複雑な感情は 貴女の事がどんな物の怪よりも怖いという畏怖の感情なのです 同時にどんな気持ちよりも柔らかく濡れた優しい感情です 気持ちの吐露は脳髄を蝕んでは霞をかけて前すら見えない 送りたい手紙がたくさんあるのにどれも言葉…

私は私が大好きです

高田馬場を自転車で走っていた時です 急に雨が降り出して私の顔は濡れて力が出なくなりました と言っても私の顔にしか雨が降っていないのは何故でしょう きっと貴女との相合傘の散歩を思い出していたから そこにだけ雨が降ったのだと思います 遠くへ行ってし…

反吐の夢

最近、妙な夢ばかり見る 一昨日はピンク色の子豚が空を飛び回る夢を見たし 昨日は汚物に塗れてしまった貴女の夢を見た 先週の今頃はというと夢も見れずに夜を彷徨っていた 彷徨った夜の中で見つけた物は 子供の頭蓋と汚れきってしまった女体だけだったし 脳…

展覧会の人

筆先から一粒の砂が零れ落ちた その砂は私の心を透かしている様で怖かったのです 私は誰の為に動いているのか 私は自分の為に動いているのか 私は貴女の為に動いているのだ? 燃料を無理やりねじ込んだ戦車は砂埃すらあげれずに レインボーブリッジを封鎖せ…

のーたりんりん

足りてもいない頭をいくら引っ掻き回しても 足りていない言葉は何処からも出てきません ただ、頭蓋の中でカランカランと 貴女の写真、貴女の言葉、貴女の玩具 総てが引っ掻き回される悪夢です 脳味噌は何処へ消えたのか?という問いを投げてみました その問…

ポーカーフェイスをもう一度

「写真の中とはいえ貴女の笑顔がつらい もう微笑みかけないでくれないか?」 と呟いた すると写真の中の貴女も現実の貴女も もう私には微笑みかけてくれなくなった 「私はあなたに殺されるのだな」と 写真を見つめて泣いた

びびでばびでぶぅ

今日も脳みそがバブリシャスです 噛めば噛むほどに貴女の味が沁み出してきます 一口噛めば貴女の笑顔が それを噛めば貴女の言葉が それを噛めば貴女の香りが それを噛めば貴女の肢体が 寝ぼけ眼で膨らませるガムを噛みながら 鼻ちょうちんを膨らませているの…

山桜が咲いた

思惑の迷路に迷い込んでから出口も見つからないまま 夜と闇が怖いのは何も見えずに自分を見てしまうからだ 醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪、醜悪 貢物でもしないと貴女の笑顔も見れずの醜悪だ ただ、こんな醜くも不快な私に笑顔をくれた貴…

天使の敷き詰められた空

遥か南方からの残響は心を抉る 地獄がまた呼び声を発しはじめた午前二時 どこまで逃げても声は聞こえてくるのだなと 打ちひしがれて涙が臨戦態勢に入っていました 午前二時の来訪者は精神安定剤を持って現れた いいえ、貴女が精神安定剤だったのです 午前二…

空色思い

このまま山手線に乗り続ければ阿佐ヶ谷に着くのだろう そう思いながらくるくるくるくると回る阿呆は このまま回り続ければ貴女の所へ届くだろうと 衛星の様に、小蠅の様に貴女の周りをくるくる回るのだ 想いを忘れながら空高く飛びたいと 何もない空を気持ち…

人魚姫

貴女が夢の中へ逝ってしまわれたので 私も夢の中へ逝ってしまおうと貴女の身体を触りました すると世界が泡に包まれて貴女は溶けて消えてしまいました そんな夢に魘された一日は失ったタイミングで構成されます 帰るタイミングも働くタイミングも死ぬタイミ…

中国人よ、さようなら

忘れ去られた貴女の缶バッチを背中につけて それを見ようとくるくる回っていると 貴女とワルツを踊っている錯覚に襲われました 何処からともなく流れてくる音楽は 悲観とも楽観ともそのどちらでも無い様な 五線譜を塗りつぶしていく僕の気持ちなのです 眩暈…