2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリエイター

三年前のモナリザは苦笑いしか出来なかったのだが それがここに来て爆発するとは誰も思わないだろう? 私は明日以降は常に爆発していようと思うのだが 一切合財の地獄を弾け飛ばせられると思うと 弾け飛ばせるのは伊勢崎線で一度だけでいい 私の頭を列車の下…

踊る貝

寝てても起きていても醒めない夢を見続けていた 気付けばこの連荘騒動で自分のアイディンティティを 闇雲に見失いかけている事にも気付いたのだが それこそ私の右の頬にバーベキュー串を刺して 血塗れになって踊るのが自分流であるのだと それこそ言い訳にも…

お母さん、セックスしよう

一人でいることは馨しき事なのだと嘯いていた 反社会性を持っていることは秩序だと思っていた 私は二度と発電所に踏み入れる事はないのか? ましてや原宿を全裸で闊歩する事もないのか? 私はいつでも心が丸裸で生きているのだが それ故に全ての物にモザイク…

前略、お父さん

頭の上の植木鉢からパラノイヤの花が芽吹いてきています そちらはまだまだ灼熱の地獄だと思いますが如何お過ごしですか? 僕はというと一人前のライトノベル作家になると決めて 家をロケット噴射で飛び出す前から何一つ変わっていません 変わった事と言えば…

ヒゲのある暮らし

私のアイディンティティの一つは貴方にはどうでもよかったようだ なぜ私が何年も拘っていたのかを知らないで貴方は斬首した 貴方の首が転がっていくのは不毛の大地と金魚の墓場だ どこまでもどこまでも自分が伸びていければいいと思ったが あの溢れるモチベ…

今、歪んでいますよ

私の足元に地面は無かった 断崖絶壁が360度を囲んでいて いつでも足を踏み出せば落ちれた だが私は落ちなかった、それはなぜか? 答えは簡単だ、私には足が無かった

新宿駅南口

例えばあの注文の多いファミリーレストランで くるくると真面目な話をしていた三助を思い出す それだけで私はセンチメンタルな気分になり ただでさえ切れてしまった精神安定剤を 飢えた猿差ながらに欲してしまうのだ 私の本音はどこにあったのかといえば あ…

手袋とカレンダーとレコード

開かない眼に脅えて怠惰を貪る私は いつまで立っても上には上がれないのだろうと この無駄な格好だけの極道を嘆いたのでした 私はどうなったんですか?どうしたんですか? まさか三枚目が来るとは思わなかったんです 落ち着いて煙草を吸おうと足掻いても 一…

ディメンション

今日は何かの日だったはずなのだが何の日だったか 曖昧模糊に出てくるのは一握の反吐しかなく そういえば昔は私も反吐だったのだとクスクス笑ったのだ しかも私は犬で猫でチワワだったなと爆笑の渦の中だ 神の楽しむ坂を軽やかなスキップでくるくる回った時…

安物のGジャン

私の髪はまた真っ赤な太陽と燃えていた 格好悪い男が格好悪く去っていく様を見て また巣が減るのだなとカッコウの鳴真似をした その日の東京はリビドーの溢れる色をしていて 内臓を貪っていた時でさえ窓の外に子供がいた 貴方の白薔薇に響く私の声はどことな…

原色トラックバック

私の耳から入った情報は全て脳内で映像になる 全ての映像は七色の色キチガイフィルムで流れ 時代と逆行した平行線上を滑らかに滑っていく 全ての景色は朝のサイケデリックに乗じた色に 全ての音は夜の形而上学の本の背表紙色になり 私が貴方に語った事は全て…

思い出横丁

睡眠不足にオーバードライブと嘘を混ぜて 知ったかぶりを振り掛ければ私の完成だ いつの間にやら夜は明けて時計は二周した これぞ世界の終わる合図ではないかと勘繰り 真夜中の大地震が来るのを確信していたのだが ニョキニョキと生えたアスパラガスの大草原…

今、孕んでいますよ

私はマンホールチルドレンになったのだ 深夜3時の歌舞伎町は痛風が吹き荒れていた 私の脳味噌に入ってくる貴女の声というのは 常夏のムームーのリズムではしゃぎ回っていた 私がガス欠を起した時の方が暖かかったのは 家の中にいるホームレスが私に親しげに …

ザメハの街

言葉の剥がれ落ちた会話をしていたのは夜中でした その夜中が終わろうとする時、私は眠らない街を 眠らせたままにするべく写真に収めたのです その写真から草が生え木が生え動物が住み 眠らない街は眠らない森になったのです それから何年かすると眠らない森…

ヒトリゴト

貴女を表す一文字はなんだかわかりますか? 「蛆」もしくは「糞」それに劣るかもしれません 貴女は人間じゃありません百歩譲って腐った死体です 早く通勤ラッシュの中央線にでも飛び込んでください と呟く午前5時の道はまだ暗いが清清しい反面教師でした ド…