2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

目覚めた時の解放感

今日は少女が列車に轢断される夢で目が覚めた ガタンゴトンという電車の音に鈍い音 それはまだ続いている 私に最高の目覚めを持ち運んできてくれた列車 先ほどから頭の中で蛆虫の声がする ズルリズルリとオノマトペを発しながら 頭の中を這いずり回っている…

電波ブギー

台風が去った 私も何処へなりと去ってしまおうか それが最善策だと誰かが言えば 私はそれに順ずるだろう それが本質的な最善策でないとしても 私は期待に副うしかできない 私はピエロかクラウンかアルルカンかハーレクインなのだ 日曜日には砂漠の中のテント…

今日、気がついた事

雨降りの時は傘を差した方が好い。

Bittern

雨が降って晴れた 砂が泥に為って復乾き砂と為った この永久機関は消滅するのだ いつかはきっと さぁ猫邪裸子で遊ぶのをやめよう 今日はいい天気にはならない そんな気がするけど 何処かへ出かけよう それが虹の降る場所だろうと下町のドブ川だろうと 僕らが…

ソーシャルアクション

私は大部分の障害者が嫌いだ。精神障害者だろうと肉体障害者だろうと。しかも割りと健常者に近い障害者だ。 なぜこんな話をしたのかと言うとTVを録画しようと思い、古いビデオに上書きしようとしてビデオテープの中身を確認していたらこんなVTRが出てきた。…

嘘をつき吠える犬

世の中の人間は二分に別れる。それは優秀な人間と劣悪な人間である。私はどちらかと言えば劣悪な人間だ。だが、そこで悲観して止まってしまえば惨めで余計に劣悪さが増すのだ。劣悪な人間が優秀な人間に勝るにはどうすればいいのか?それは簡単な事だ。それ…

稲光で目が覚めて

鈍色の曇天に光彩が放たれる そして雷鳴が轟くのだ 雨は気持ち程度しか降ってくれず 落雷によって発火した家は焦れこむように くすみ、焦げていく 煙は鈍色と混ざりなんとも言えない階調となる 気づけば今宵も知らない間に雷神の宴が終わっている そして遠く…

殺人願望者の自己正当化

韓国では犬を食べるのは常識だ。日本にも犬料理を出してくれるお店がある。その犬は食用犬であり、生まれた時から食肉にされるという運命の本にあるあるのだ。その犬は余程の事がない限り食肉として一生を終えるだろう。その点、われわれ人間は食用にされる…

偽りの雑誌

今日は週刊フライデーの発売日だ フライデーは金曜日発売だからフライデーなのだろう 少年サンデーは日曜日発売ではない これは無垢な少年に偽りを植えつける機縁である 無垢な少年は少年サンデーの発売日を日曜日だと思い成長する そしてフライデーに記して…

蝉時雨

とてもつもなく夏だ 蝉時雨が真夜中まで続くのは 都会に膏蝉の吸う涙がないからだ それに比べ人間様は甘露を舐め続け 涙の木を伐採する そうしてまた甘露を舐める それが己の首を絞めていることに 気付かないままで甘露が果てて死ねばいい 人間など7日の命の…

支持者

リアリズムが不足している 机上の空論は疾うに出尽くした 脆弁が次から次へと吐き出される これは一種の機械制大工業だ 私の狂気と謂うパトロンは 私に見切りをつけようとしている 次のパトロンが出てきてくれない限り 私は己の独房の中で一生を過ごすのだ …