2012-05-25 もし畏怖だったら 眠気とともに襲ってきた複雑な感情は 貴女の事がどんな物の怪よりも怖いという畏怖の感情なのです 同時にどんな気持ちよりも柔らかく濡れた優しい感情です 気持ちの吐露は脳髄を蝕んでは霞をかけて前すら見えない 送りたい手紙がたくさんあるのにどれも言葉にならない 今日もあの日の返事を待ち続けている私は阿呆でしょうか? 返らずの返事、宙ぶらりんの気持ち 斜めに走った紫色の不安たちは麻布を走るMT車の効果線となり 明治通りを貴女の来るかもしれない町へ走り抜けるのでした