2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白粉花の芯を舐める日々

渇いた喉を潤すために喉に画鋲を突き刺している 店仕舞いするほど痛いが如何せん収まらない この衝動はやはり喉の渇きのせいなのだろう なので「Are you my Cocaine?」と聞かれる事も多々あるが その言葉を聞き、私は勃起して嬉々とする しかし喉が潤わない…

現在なのか未来なのか

笑声は絶える事無く続いているのですが それは私の耳の中にだけ入ってくるようで 他人がとても笑い声を楽しんでいるようには思えません 人々がいつも訝しげな顔をしながら日々をダルそうに 生きているのを見ている僕ですが今日の鏡の中の僕は 訝しげ所かアン…

フィッシュ&チップス

アイコノクラズムの暴走の気が見られる 世間一般のスパゲティの中には 既にエルロン・エゾモモンガは入っていない 代わりにシリコンバレーが入っている ソースは苦汁と辛酸にノイズを混ぜた物だ 嘗てあったはずのナポリタンは何処へ消えたのか? それはイギ…

夕飯はうどん

紳士は精神の弊害を持つ物を嘲る 紳士は自分のコンプレックスを嘲られる この様な双頭のハムスターの様な 小さな罵り合いを見ていると私は胸糞が悪くなり いつぞやの紳士と交わした約束を裏切りたくなるのだ 紳士は殺して紳士服売り場のマネキンにしてしまえ…

崩落したプライド

私を生かすビオトープを作ってください そこには一握の砂と少量のトートロジーがあればいいです 私は単細胞生物より単純で蜘蛛の背の曼陀羅より複雑な精神 三千円払えば世界は虹色になると聞きましたが 私の財布の中には二十八円しか入ってません あぁ、窓か…

危機回避能力は30点

あの人の夢を見たから目覚めが良い あの人の夢を見たから目覚めが悪い コントラポストの朝をアウフヘーベンし一気に飲み込む 感情のキューバ危機はコーヒー一杯の革命で 終止符が打てるほど簡単だ しかし煙草に火を点けると思い出してしまうのである 今日の…

いつの日かの事

柘榴の実を食べていた幼年時代にこの世の全ては 世迷言だと生禅を気取っていた 今はどうかと言うと今も変わらずこの世の全ては 70%の残骸と30%のテレヴィジョンで出来ていると相も変わらず 乱視に色眼鏡の気障ったらしい奴である 今日もコウガイビルのうどん…

感情論の隠喩

泣いていた私の記憶はあるが 笑っていた私の記憶はない 昭和のノスタルジーの風に不意に吹かれると 私自身の頭が破傷風になった様で 臆病風の奥に畸形児を隠した現代社会に 何かと反抗したくなってくる物だ 首が伸び腹は破裂しまさに地獄絵図の如しであった …

菊作りの豚

私は風になり脳を揺さぶる豚だ インテレクチュアルに生きよう生きようと 帯域を狭めてはいる物の四車線道路に迷い込み ここはどこですかと、車の流れを止めてしまう インレテクチュアルとは程遠い豚だ 「もしも私が豚でなく鯖であったら」 風が吹けば花は散…

イブントゥファイル

世の中に文字が溢れていると言うのに 私は乱雑な文章を気紛れで増やしていいのだろうか? 世界中にいる人の数は減らしてもよいと思うのだが 如何せん穴の開いた靴下のようなキャズム理論に近い しかし3億の人間が私の幸せの足枷となり 私自身が幸せになれて…

電子工作

最善策はどこですか 最善策はどこですか と壊れた鸚鵡のように繰り返す私は狂人に間違いがない その様は玩具を強請る子供の様に見苦しく果てしない 携帯電話のアンテナが伸びていった今日の日は USBケーブルを首に巻きつけた犬の如く エラ呼吸が苦しくトイレ…

煙草を切らして

私を中心に王政復古の大号令を発令した 皆がコケテイッシュな乳呑み児の私を中心に踊ればよい 狭苦しい地獄の様なカーニバルを開こう 天空高くを箍で締め付け閉鎖的かつフルーティーな政治 それこそ当に日本のあるべき姿ではないだろうか と部屋で一人、孤独…

Get Back

そういえば何時ぞやの約束を彼は覚えているだろか センチメンタルに満ちた悪い夢のような約束だ 些細な、ちょっとした切欠で悪戯の様に交わしてしまった事に 私は積年の滞りを感じてしまっているが彼が忘れてしまっているなら それはそれで好都合だ しかし昨…

プロクルステスのベッド

シュレーディンガーの猫は 今、何処にいるだろうか 風の噂によればオカマバーを しがない炭鉱町で経営しているらしい 一人のレグホーンのニワトリ以外は 客は来ないらしいが 男である事をボイコットした猫は ビビッドに日々を生きている

ノストラダムスの娘

私のメタファーがコントラストを織り成しているのを 偶然見つけた瞬間に私は嬉しくなる 書斎に埋もれたノートの1ページには 世界中のエバンジェリストが私になると書いてあった そんな他愛も無い事実しか書かれていない預言書を片手に 私はトライアングルを…

乱雑家格

目ん玉が五つある赤ん坊ほどにイライラしている 梟の頭が割れて梟が出てきたのは厄災の前兆なのだろうか 今日は陰鬱としていて嬉々とした昨日が嘘のようで この二人三脚のスタートが転ばないように ましてや足紐を解かれないかと冷や冷やしている 私は日々に…

ノックの音が

私は部屋のドアを見つめている このドアが開いても 私の望む者は入ってこないだろう 私の愛する者は入ってこないだろう 入ってくるのはパンドラの箱から出てきた 悍ましい物ばかりだろう それはそうだ、希望はパンドラの箱に 残ったままなのだから ドアが開…

美味しゅうございました

もしかしたら私の事を誰も知らないかもしれない 友達も親も行きつけのバーのマスターも私を知らない 存在に気づいていない そんな気がした 私の愛する者は存在しない者だけで その虚無感に襲われいつしか 私自身が存在していない事に感づき始めた 存在しない…