2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

源静香

海難法師の如く誰にも見られてはいけない私だが 猫は何時でも蚊の様に殺せると嘯いている 私は壇上でヒトラーの演説をしたいのだが 世界は私を必要としていないようで孤独なのだ 雪原に行こうか庭園に行こうか宮殿に行こうか 現実逃避の行き場所はいくらでも…

黒い三連休

壊れかけのラジオから創価学会の洗脳が流れてくる朝 最悪の目覚めというわけでもなく徹夜明けなのだが 脳味噌に電波と焙じ茶とケチャップを混ぜて朝飯を食べた 私はプリンセスだと知ってしまった時に勃起したのだ それこそ精神分類と言う名のオナニーでしか…

カラフル・ド・カラフル

私は今現在、青色のTシャツを着ているのだが これがもし赤色だったならば私の人生は薔薇色だったのだ しかし色盲の私は月の色ですら赤なのだから 赤いTシャツを着たところで通常の三倍にはなれないのだ もしかするとポルシェの様に緑の中を駆け抜けるのは 全…

ラッキーストライク

初対面の彼女に私は失礼な事をしたのだ 私は彼女にひとつだけ質問をしたのだ 「貴方は本当に神様ですか?」 彼女は笑いながら煙草に火を点けた 彼女の吐いた煙は空中で一回転をし ケラケラと笑いながら風に掻き消されたのだった 多分、それが答えなのだろう

布団叩き

眠れないのはあの機械が電子網の中で 紫色の毒々しい電波を放っているからです 電波に毒された私はどんどんと紫色になり それはまるで季節外れの紫陽花の様に咲き誇ります 図書館にはご飯がないのでイタ飯屋へ行きますか? それとも文字を本から剥ぎ取り食べ…

釈迦はいい人だった

私の横に立っている電波塔は世界が終わろうとも 朽ちる事無く宇宙の電波を拾い続けるのだろうか アンテナは絶対だとしてもキャッチボールの出来ない 電波塔はどこまで行っても流行の発信源には慣れずに 私の耳元で創価学会員を殺し続けるのだろう そう考える…

暗示

大地震が来たからと家を支えるバカな家族は すでに倒壊していると言っても間違いない 私の姉はバカなのですが殺してもいですか? 風よりも早い翼、炎よりも熱い心が欲しいと 子供の頃に願ったのを未だに忘れている私ですが 古株の新参者として君臨している祖…

割れた茶碗

はてな?と首を傾げてみても私は生きているので 何も疑問に持つ事は無いのでしょうか? そこに一杯の麦茶があり砒素が入っているとしても 私はしたり顔の笑顔で一気に飲み干さなければ 道化としては失格なのでしょうか? 人間としてはすでに失格しているので…

邦画

私は夢の中で何本かの映画を見たのだ 主演者はそれぞれ野球選手、半魚人、ボケ老人、松岡美羽と 錚々たる面々で私は夢のような夢の時間を夢の中で過ごし いつかは私も映画監督になれる脳みそを持っている事に 嬉々としてノートに夢の内容をメモしたのだが 現…

布団の中、団子蟲の如く丸まりながら そっと己の手首を握ってみたところ ドクドクドクドクと血潮の流れを 感じることが出来たので落胆している 私はいつの間に生きていたのかと思えば 生まれた時から生きていたのだと 下らない自問自答を汲み取り便所に捨て …

ポロロッカ

Q.ゴールデンウィークはどこへ行きますか? A.エルドラドへ家族で三泊二日の旅行です 帰ってくれば保険金が手に入るので楽しみです

最悪の目覚め

どこからともなくリコーダーの音色が聞こえる これは私の幻聴だと高を括っていたのが 日に日に太陽が東へ移動しているのが見えているので 天変地異の前兆だと一人で興奮覚めやらぬ孤独の世界 そんなものはすぐに硫化水素で毒殺してもいいのだが 生命保険の受…