2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

イッパイアッテナ

気が狂いそうだと思っている私は既に気狂いだ 甲冑を着込んでベースギターを振り回しているのは 私の嵐の様に吹き荒れるセンチメンタルの現れであり 現実問題としてメガネをかけた所で視力が悪いのだ 見える物だけを信じればいいのだろうが 私のメガネは曇っ…

リーゼントを探しに中野まで行こうとしたのですか 財布の中身は岩槻に行けと言っています 麻婆豆腐はゲロだから飲み物だと言い放った人の様に 気高く凛として咲けと叫んでいるのが聞こえたのは たしか2日程前だったので私はすっかり忘れていて 結局の所は鳩…

電波ジャック

大豆が転がっているのはベースギターの歪みのせいだ 世界が歪み、歪み、捻れていくのは重低音の隙間に ピーナッツの欠片が挟まり取れなくなってしまったせいだ 卵は転がらずに浮かび潜水艦は閉経してしまったので 黄色い子犬を蹴り飛ばす夢を見ることにした…

ダンボール

ベルトコンベアーの前ですら私は働いてないのだと すべては機械による労働なのだと山里亮太に言われたのだが 案外それは間違いではなく我々は人工機械なのではないかと 星新一の残した負の遺産を北海道、千葉、沖縄とぶん投げていた 一杯の掛蕎麦のせいで体…

赤煙草

猫が一匹死んでいるのを見て悲しむ所か 勃起してしまった私に許される日は来るのか いつまでもキチガイのまま生きる屍でいるよりも 総てを貴方にあげて埼京線の踏み切りで睡眠薬を 貪り食らうように飲み眠るのもまた乙な物だと 考えてしまうよりは鼻の穴にシ…

誤りの謝り

立位体前屈をしたくなる日々に勿怪の箱を買ったのは 心に蜜を浸す様な癒しだと自己陶酔していたのだが 何もそれが脳味噌が回転する日だったのが大きな間違いだ 盗賊にしてやられたのだと詭弁を吐いてみる物の 現実は吉田戦車の狡猾なスパイにしてやられたの…

ぷちぷち

小さな星を探しに世界中を行脚したのですか 私の貴方はどこで蹲っているのかと振り返った所 10tトラックに轢かれましたので骨がしゃぶれました これが巷で噂のデジャヴュというものなのだなと ギターをポロンポロンと鳴らしてみたのですが それ自身、自分を…

朝から夜から朝まで

ハローワークの行列が長くてイライラしている日々に ほんの一滴のキチガイ水を穿つ様に放出したのです 私は貴方を疑ってしまったのですが 貴方は私を疑っているのであると 自己弁護に余念がない所を見ると今日という日は 日本新記録が出ただけの祝うべきでも…

しみじみとした日々

どこかに私を落とした気がするのだが それが何処かと聞かれれば戸田公園としか言いようがなく 流れ作業と共に私を流してしまった気がしてならないのだ 寝ようとすれば心臓をハンマーで潰されるので 現実を見つめながらの寝れない日々が続いている 電気で動く…

無駄の浪費

人形が踊りすぎているのだが私は踊れはしないので 薬指を咥えて下北沢を闊歩したのだ 唐辛子は赤いのになぜ私は赤いのかを考えた時 ドップラー効果による物だと理解した 愛の疾走は私の陰部を包み込んでくれたので いつしか私も先走り汁を走らせたいと切に願…

1/20

2万4千メートルを超える巨人が私にやってくるだろうか ピンク色の雪が臆病風に吹かれ飛んでいるのを見て 私は今日こそ自分の為に鎌で首を切り落とそうと思った 欣喜雀躍するのは自尊心の無いロボットだったので 私はLEDライトで照らし出した影を見て北叟笑み…

紫と白のリボルバー

何処へでも行ける切手が四肢を動かしてジタバタしているのだが 私はそもそも紫色の巨人が目当てだった筈なので見て見ぬ振りだ どうしようもない事態になるのは私の意志の弱さからか? 三本足の小人を立たせてみたのだが直立不動の貴方の顔は まるでノルマン…

ラリホーラリホー

昼間の間延びした欠伸を人間は失くす事は出来ないのでしょう 況してや布団の中という場所はそれはゴビ砂漠のように暖かく バレリーナになった妄想をしていたのですが謎の組織には ことごとく邪魔をされテープのダビングを永延としていたのです 指を鳴らせば…

黒猫

回転寿司に化粧水をかけた所メカニズムが崩れました 忘れて欲しいのは私の頭なのですが濱口優は断固として 私の貴重な夜の四十分間をジロリと舌なめずりしながら 一瞥したのですが私は存在しなくていいと暗に言われた気がし これぞ世界の大たる差別感情なの…

チクタクチクタク

時間が壊れた様で脳裏に浮かぶのは腐乱した幼児だ 誰かが頭の中に種を敷き詰めた様で右目に芽が生え 激痛と共に日付が変わるのをじっと待っているのだが 時計は鳴かない鶯の様に惨殺されてしまったので 今、頼りになるのは私の体内時計だけである チクタクと…

贅沢病

全身にNTTの回線が開通し引切り無しに電話が掛かって来ているのだ 繋げるのならば世界中の電話線の引き込んで欲しいのだが 私に筋肉美に怯えている貴方方は理想と現実の区別がつかないのだろう 今日も薔薇を飾りワインを注ぎ宇宙を印刷し写真に収めたのだが …

にんじん

今日と生き写しの日が前に在ったという既視感に襲われ 午前と午後を跨ぐ時間に友部正人を聞いているのだが これから私は2年ぶりにペットボトルロケットを飛ばし 現代人としての義務に回帰しなければならないのだが 億劫で堪らなく日課の自慰すら怠っているの…