2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キャンドル・キャンドル

年を一つ取れば何かを失うと幼少の頃に教わり まさかそんな馬鹿げた事はないと確信していたが 今年の聖人生誕祭に夢現に思った事は 秋葉原にキチガイが独り遊びに行ったのだ 誰かが遊んであげたので誰かが死んだ ただそれだけのことで誰も悪くない キチガイ…

さようなら

暗闇の中、猫が私を睨み付けニャアと鳴いたので 私は消え去る事を月光に誓ったのだ 鳥はいくら吼えても鳥でしかなく犬にはなれない それと同じように私が何をしようと私でしかなく 狂戦士の如き青春にピリオドを打つ理由に持ってこいなのだ 既に私の脳味噌は…

円盤皇女

この蒸し暑い梅雨を作った神は火炙りになればいい そして風呂の薪となり私に掻かせた汗をスッキリとさせ 神としての責任である人類の幸せを追求するのだ と、暑さで頭が可笑しくなりながら風呂に入ろうと 風呂場へ行き風呂桶の蓋を外してみたところ 風呂桶の…

夏の王様

私は独りだと言い訳をしながら 言い訳の様にキチガイだった時代があったが 今日も今日とてベースギターを奏でながら 生きているのは私はキチガイだからと言い訳をしていたのだ そもそも発端は東京三菱UFJ銀行の体たらくにあったわけで 決して私がエビスジー…

三匹の猫

気づけば私は家の前の道路でピエロと大縄跳びをしていた なぜこんな事をしているのか記憶がないがとても楽しかったのだ 何処からともなく流れてくる夕焼け小焼けの音楽と共に ピエロはテントへとパレードをしながら帰っていった 私は疲れたので横になろうと…

青と白のストライプ

白い壁に6つの窓があり青空が覗いていたのだが すべての窓を閉め切って真っ白の部屋にした ここは部屋ではなくサイコロの中であると 自分自身をチンチロリンと回してみるのだが 頭の中では回っているのに実際は回れないのだ このもどかしさをペットボトルロ…

UGA

この密室で行われた背徳の行為のせいで 私の股間はスタンドアップを繰り返している 私が創価学会員ならば幸せになれたのではと 今から満更でもない事を考えてしまうのは それが逆転の発想だと気取っているからなのだ ペニスから出るカルピスは苦いが ダイエ…

トイレの夜食

町の中身は皆、ロボットだと気づいた時に 掌握された世界の広さを深々と胸に感じだのだ ロボットと言っても色々なロボットがいるのだが 町の中身は皆、アポロダイAなのだ 使用済みナプキンを好む変態がいるように 汚れきったこの世界を愛する変態もいるのだ…