2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

貴方より私が死ぬべきだ

私が一進一退を繰り返しても貴方は微動だにしようとしない もし動こうとしているか動いているとしても私には見えないのだ 苦渋の決断の時は近いかもしれないと車を炎上させたのだが それは苦渋でもなく私一人が旅立つための布石だと思えば ハッピーエンドへ…

看板は?

時代は一期一会だと高田延彦が汚いケツを振りながら 私たちに叫んでいたのは妄想だったのだろうか あのビルの屋上で放尿したのは確かなのだ すべてを洗い流したいと切に願ったのだが 私はギターを弾いてルンペンになるしかない そう思えば外人のいる街はここ…

宴-ENN-

私は許されざる存在だったのだと気づいたのだ 家族の一員にすらなれない私は世界に入れないのだ 煎じたお茶と焙じたお茶はアイディンティティを ボールペンの中に詰め込んで三つ首の犬になったのだ 血塗れの一族になれないのは誰なのだ?と自問自答 ドリルで…

朝が来たので夜を待つ

夜遅くまでヤマトヤケヤスデと格闘していたのだが 私の孤軍奮闘も敵わず電脳空間は灰燼と化し 灰色、青、黄色とカラフルなロボットの死ぬシーンが 空が白んできても頭から離れずに辟易としている 白い眼のライオンが太鼓叩きを食べるハッピーエンドは 旅立つ…

ゲイシーは傍観者

寝れずに暗闇の中に視線を泳がしていたのだが 割れた立ち鏡の中に牙を剥いたピエロが仰々しい顔で 眼を見開き辺りをギョロギョロと見回していた しばらく眺めていると我が家の飼い猫と目が合い 一人と一匹は視線を交えたまま固まったのだ ピエロは口を開くと…

まばたきさん

今日は自慰をしたかも私は思い出せないでいる これは脳味噌が蒸発して逝ってるのだと不安に襲われ 私は今日から自慰日記をつけることにしたのだが 半日で新品のノートを使い切ってしまった 一瞬の感動は言い表せないほどに多い ただ、ここに書く事は何一つな…

ヤマアラシのジレンマ

今日は言葉が産まれてこないのだ これは私の脳が枯渇したからだ もう守るべき物は何もないと 頭髪は全て抜け落ち無数の毛虫になり 私の体を這いずり回っている 私は棘の生えた人間でありたいと思った

親指の旋律

私は知的障害者に成り果ててしまった 常飲している精神安定剤の名前すら思い出せないのだ 知的障害者で精神障害者の私は言うなればゴミクズだ 自慰テイッシュと同価値もしくはそれ以下なのだ 稚児の脳は恐ろしいと金魚の神話を聞いた時 自己の意見を保持でき…

食物連鎖

敬うべきは老害ではなく脳梅であると思ったのだが ファミリーレストランへの道のりは激しくうねっているので 亀の甲より年の功とたんたかたんとリズムを刻み 尻を振りながら歩くマリリン・モンローは殴り殺してしまった それからという物、暗闇の部屋の片隅…

仏教の教え

私が駄目なのではなく私達が駄目なのです と声を荒げたかったのですが唖に言葉はありません 一心不乱に私は腐乱してアピールしたのですが 泣きそうになったのは私の方でした 私が見ているのは私の背中だけだったのがいけないと 嬉々として自問自答を繰り返そ…

空の広さを知る

日に日に高くなっていく天井を見つめながら 私が考えることは自分の事だけなのです 貴方が見つめている空と私が見つめている天井は 同じ高さに既になってしまっているので 悲しみながら私は木魚を狂気の態で叩きます 天井から降り注ぐ二十七色の蛙の声は 私…

されど罪人は竜と踊る

私はくるくる回るくるくるピエロだ 頭がくるくるぱーなのだ 誰かが倒れようとも私は立ち止まらない自信がある 黄金蝶が飛んでいるのを見ながら目を回す 地球は私の眼球と共にぐるぐる回る 私が世界の中心ではない 世界中すべての回転体の中心が目に入るだけ…

亀愛人

思えば眠らない町で寝ようと思ったのが間違いだった プロペラを飲み込んだ私を制御できるのは私だけなのだが 他人のプロペラを捥いでしまいたいと思ったのは 韓国人殺しの運転手のタクシーに乗ったとき以来だ ジュースは100円、私たちはこのままなら10円の価…

沈丁花

枕元にサンタクロースが佇んでいた 「今日はクリスマスじゃないよ」と諭すと 悲しそうに闇に溶けていった 枕元に大目玉も佇んでいた 「暗闇だから何も見えないでしょう?」と尋ねると 悲しそうに闇に溶けていった 枕元に青い巨人が佇んでいた 「貴方は畸形児…

病弱美人

横浜ではお祭り騒ぎで世界が回っていたのだが 池袋には鶏の卵が一個コロコロと転がっていただけで 私は白い車に乗せられたのだが勃起していた この急な恋心に誰が気づくというのでしょうかと お空に訪ねてみたところで帰ってくるのは 妖怪と豚の性交が頭をよ…