2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アンゴルモア

1999年7月に恐怖の大王は訪れていたのだ そして私たちは皆殺しにされたのだ ただ、気づいていないだけ ただ、気づいていないだけ 気づけば死に依って開放されるのだ 私たちは火星へと送られるのだ アンゴルモア経由にて

アホー

電線に止まったカラスが3匹、私を見て 「アホー」 と嘶いたそうだ私はアホだったのだ 私ほどの空け者はいない 私はアホだったのだ

人間椅子

今日は普通の日記を書いてみよう 今日は友人とカラオケに行った カラオケなど久々なもので浮かれていた 私は人間椅子の歌を見つけそれを機械に打ち込み歌った 気持ちよく歌う私 人間椅子のヘビーな音が部屋に響き渡る そして感想に入った (間奏約281秒) 約…

体感

崖からピョンと飛び降りる ヒューっと落下して行く時に感じる 重力の力 そして私は堕ちてペチャっと潰れるのだった

食中り

ハラワタを食いちぎられるような 痛々しいこの感覚 いつものように食事をしただけだ だが普遍は3時間と持たず 臓物をぶちまけているような そんな感覚でトイレにて 嘔吐と下痢を繰り返す 賞味期限は4日過ぎまでが限度らしい 私の賞味期限は何時だったのだろ…

いつも通りの気狂いが いつものように摩擦熱で体を熱くする いつもだ いつもそうだ 私は負け犬だ

恋人はスナイパー

トンネルを抜けると秋の風が耳を貫いた 気づけば冬も本番だ 冬のトンネルの前にもスナイパーはいるだろうか いつも私を四季の風で貫いてくれるスナイパーと 私は真剣にお付き合いをしたかった 今日は彼女の夢で目が覚めたのに 起きてみると何もない 孤独感を…

安心しろ お前がいくらファッションに金を掛けようが お前の事は誰も見ていないのだ という悪魔の声が聞こえた 自分でも根底ではそう思っている だが私は悪魔の声に順じ ファッションセンターシマムラで 500円のトレーナーを買った 私の価値はそれ以下だ

寒さの看守

布団は独房だ 布団の中の暖かさは拷問だ 布団に入り暖かくなると体が溶けていく 布団から出ようと思っても 暖かさの鍵を放すわけにはいかない そして気づけば全身が溶け 塩をかけた蛞蝓の様に縮こまり 眠りについてしまうのだ 寒くなったこの季節 3度寝4度寝…

眠り姫

いつも眠る時に思う 今日はどんな夢を見るのだろう 夢と言うのは無限にパターンがある 今日は現実逃避をしたかったので 非現実の夢を見たいと思った しかし夢と言うのは儘ならない 架空の妹を殺す夢を見た 寝起きが最悪なのか最高なのか よくわからない感覚…

邪教の儀式3

今朝、御師さんが大家さんと隣人の女性と共に来た 烏帽子を被り、幣束を持っていたお祓いは外で行われた 小さな社のようなものを立て、 人形を立てかけ 一斗缶に火を焚き 縄で四方を囲った 私たちは手を合わせ俯きつつ 御師さんがお払いをするのを傍観してい…

邪教の儀式2

朝、昨日の女性と共に大家さんに直訴した 壁の中から変な音や声がすると 結果、大家さんは壁を穿り返してみると言った 昼頃になるとドリルやハンマーを持った男性たちが来て 私の家の方から壁を壊し始めた 女性はなぜか私の部屋の中からその様子を傍観してた…

邪教の儀式

隣の部屋から邪教の儀式の音がする ピープーピープーと音を鳴らしながら ウヒヒヒヒヒと笑い声を発し 念仏のようなものを唱え 太鼓を打ち鳴らしている その音が五月蝿くて眠れないので 耳栓をして寝た 寝ながら考えた ・・・隣の部屋にはどんな人が住んでい…

仮面ライダーの人形

押入れを掃除していたら昔、遊んでいた人形が出てきた 懐かしい まだ年端も行かぬ小僧だった時に遊んでいたものだ 名前は忘れてしまったが仮面ライダーの敵役の人形だ しかし、これは引越しの際に捨ててしまったと記憶している 私が人形を見つめながらそんな…

成長

一人の少年がいた その少年は少女であった そして宇宙に一人であった 故に神であった 皆そうだったのだ 一人が二人に成った瞬間に神はいなくなる 我々は一人の神だったのに 周囲によって豚以下の存在になったのだ 私はここで一人、孤高でありたかった それも…

新年会

新年だと言うので実家へ挨拶に行ってきた 顔も合わせたくない家族と親戚だが 社交辞令も時には必要だろう 実家へ行くと親戚一同が集まっており、 何やかんやと他愛のない話をしながら 御節料理を食べ、酒を飲んでいた 私は輪に入る事も出来ず隅の方でそれを…