2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

LANGUAGE

言葉という言葉を見つけた私と言うのは 言葉で十分に説明できる範囲なのだが 漠然と何かを見つけてしまった時 それが言い換えれば口に出すのも 憚れる畏怖であった時には 私という物の言葉は崩壊し 言葉ではない何かを常に体から発し 助けを求めているのだが…

不完全変態

血管の中を眼球が転がってきている このまま脳へと眼球が到達すれば 私は自分の中身を見れるのだろう 揺蕩いは微睡みと共に四六時中に 私の琴線に触れてしまう そうして私は山椒の木になり アゲハ蝶の餓鬼の糞となる それは私の劣情の表れなのか? コンチネ…

スイミン不足

脳がヒステリックに暴れているのは健康の証だ そもそも睡眠を取れたかどうかも疑わしく 淋しがり屋の熱帯魚の気持ちで ロボットダンスをしていた気がするのだ フローリングの床の冷たさを感じていれば 木の床はいつのまにか軟らかくなり いつの間にかウォー…

記憶のメモリー

殺人鬼がくすりと笑った それは私の頭が狂ってしまう事を示唆しているのか? 昨晩飲んだ睡眠薬が猫の鳴き声と共に頭の中で 波乱万丈な人生を歩み、そして散って逝く ただ死ぬのならば文句等は無いのだが 冥土の土産にと思い出を持って逝くのだけは止めて欲し…

革は靴以外にも化ける

真昼の睡眠欲は鈍器で殴られたかの様に 見事に血反吐をぶち撒けながらファズギターと共に 雪合戦の雪の球の如く夏に忘れ去られました 冷風を噴出す醜い大口が私を飲み込んでいきます あぁ、これはファシズムだなとほくそ笑むのが精一杯で 目覚めた頃には精液…

彩の朝

朝と夜の真ん中を過ぎた時間に 蜃気楼の心電図のような波が バス亭を中心に蜷局を巻いていた 老人を見ると未来の私を見ているようだ だが私は老人になれないまま子供のままで 今日の別れを嘆く事は負けであると 魚になりたい気持ちで押し潰されている 世界は…

終わりの半鐘

私の言葉にメタファーが隠れているかと言えば どっちつかずにカラスが鳴いている エスペラント語のアナグラムの様に意味を持たせない言葉は 空中でくるりと輪を描き給料袋に腐れ金を入れ帰って行く 太陽を抱こうとしたが私の頭は硬くなかった 半鐘が鳴りかけ…

ニコチンタール

空が紅の頃に孤独が沈んでいく 底には何も無く孤独は何処へ行っても孤独だ 先日、自動販売機に吸い込まれた10円玉が 孤独ではない旨の手紙をくれた 私も何処かへ吸い込まれ消えてしまいたい感覚に 苛まれているが今も未来も独りなのに違いはない 煙草でも吸…

開口一番の忘却

別に覚えているのだが忘れた降りをしていることが多い 面倒事は共有せねばという日本人の糞垂れの考えに辟易としている 一昨日、拾ったのは子供の生首だったらしいが酒に酔っていたせいもあって 子供の生首でボーリング遊びをした所まで彼は話したが 私は彼…

サシペレレ

語感がいいので貴女を殺すと提言してみましたが 私は所詮、頭の狂った人間でしかなく 私が何を言おうとキチガイの戯言でしかなく 誰にも相手をされないものなのです 如何せん、今日は32条の薬が冴え渡っているせいもあり 眠たくてしょうがなく言訳になるかも…

失恋レストラン

言語野が廻っている だから一丁前に腹が減るのだろう こんな塵々とした世界の中、時間の中 私は貴女の鼻糞が食べたくてしょうがない 巡るのは思考だけではなく嗜好もらしい 昨日は携帯電話が食べたかったのだ もう何日もまともな食事をしておらず 一昨昨日に…

ウミイグアナ

猫の世界は猫の額ほど狭い 頭の真ん中には想起と不安が混在しており 魂の価値を知ってるのに知らない振りをしている 重い腰を上げて手に取ったのは薄っぺらな辞書だ 調べる事など何もない ただその辞書には不可能の文字が確実にある事は 調べる前からわかっ…

勇気を持ちましょう

今日は月が点滅しており満身創痍でございます この様な夜にはカルモチンとガスモチンを取り違え 気が触れてしまうのも乙な物かと思います さて、ベランダから執拗に睨んでくる月のせいで 自慰行為ができないのです 私には羞恥心の欠片すらないかと思われます…

広報活動

君や猫がはたまた私がか裏切る日は来るんだろう その日を待ちぼうけをしていた昭和の日 誰もいなくなったのでさようならと言った 一人になって此処が漸く折り返し地点なのか 思考は一本道を西や東へあっちこっちに飛んでいる 眠れないと感じたのは初夏の前触…

甍の波

あの眼だ あの眼が私を見ている 五重の眼が私を見ている 五重の眼が私の眼前にある 臆病風な偏西風に吹かれ翻る眼だ いつも私は此処に辿り着き 大人は私を放っておいて 楽しい事をしようとしている 私は畸形児なのかもしれない もう眼が見えない、腕が五本あ…