2008-12-13 安物のGジャン 私の髪はまた真っ赤な太陽と燃えていた 格好悪い男が格好悪く去っていく様を見て また巣が減るのだなとカッコウの鳴真似をした その日の東京はリビドーの溢れる色をしていて 内臓を貪っていた時でさえ窓の外に子供がいた 貴方の白薔薇に響く私の声はどことなく 悪魔を寄せ付けているような気がしたのだが それは強ち間違いでもなくドアの外には 桃色の人が「ここが天国ですよ」と立っていた 私の人生はスカートの中の中を見る為にあると 実感した39時間の大往生は幕を閉じたのだった