終わりの半鐘

私の言葉にメタファーが隠れているかと言えば
どっちつかずにカラスが鳴いている
エスペラント語アナグラムの様に意味を持たせない言葉は
空中でくるりと輪を描き給料袋に腐れ金を入れ帰って行く
太陽を抱こうとしたが私の頭は硬くなかった
半鐘が鳴りかけている恐ろしい夜だったのだ
しかし夢には太陽が出てきたので沈むのはいつ頃ですか?と
呆け者の態で尋ねる私は腑抜けなのだろう