ウミイグアナ

猫の世界は猫の額ほど狭い
頭の真ん中には想起と不安が混在しており
魂の価値を知ってるのに知らない振りをしている
重い腰を上げて手に取ったのは薄っぺらな辞書だ
調べる事など何もない
ただその辞書には不可能の文字が確実にある事は
調べる前からわかっているのだ