失恋レストラン

言語野が廻っている
だから一丁前に腹が減るのだろう
こんな塵々とした世界の中、時間の中
私は貴女の鼻糞が食べたくてしょうがない
巡るのは思考だけではなく嗜好もらしい
昨日は携帯電話が食べたかったのだ
もう何日もまともな食事をしておらず
一昨昨日に食べたとんかつ定食が
私の最後の晩餐の様だったのだが
よくよく思い出してみると
先ほどおやつに不二家のケーキを食べたのだ
腹を下さなければいいのだが
備えあれば憂いなし
仁丹代わりに貴女の鼻糞が食べたい