貴方より私が死ぬべきだ

私が一進一退を繰り返しても貴方は微動だにしようとしない
もし動こうとしているか動いているとしても私には見えないのだ
苦渋の決断の時は近いかもしれないと車を炎上させたのだが
それは苦渋でもなく私一人が旅立つための布石だと思えば
ハッピーエンドへの魔法の鍵となるのではと囁くのは
悪魔なのか天使なのかそれとも齢52歳になる私の母なのか
迷いの言葉しか発しないすべての物から身を守らなければと
パンの耳を塞いでる私は狂人などではないと今更熱弁を揮い
過去に味わった辛酸を貴方にも味合わせようとしているのは
紛れもないカリンバを弾きながら歌っている私なのだ