親指の旋律

私は知的障害者に成り果ててしまった
常飲している精神安定剤の名前すら思い出せないのだ
知的障害者精神障害者の私は言うなればゴミクズだ
自慰テイッシュと同価値もしくはそれ以下なのだ
稚児の脳は恐ろしいと金魚の神話を聞いた時
自己の意見を保持できずローリングストーンする感性だ
見れるものしか信じないと決めた私は盲目になればいい
聞けるものしか信じないと決めた私は聾唖になればいい
生きていこうと決めようが決めまいが私は屍になる
貴方も私もいずれは無価値になるのだ