布団の中、団子蟲の如く丸まりながら
そっと己の手首を握ってみたところ
ドクドクドクドクと血潮の流れを
感じることが出来たので落胆している
私はいつの間に生きていたのかと思えば
生まれた時から生きていたのだと
下らない自問自答を汲み取り便所に捨て
これはエコロジーからなる循環運動ですと
熱弁を揮った所で帰ってくるのは焦燥だけ
いつの間にか死んでいる事を夢見ながら
今日は眠る事にすると毎日を逃げているのだ