布団叩き

眠れないのはあの機械が電子網の中で
紫色の毒々しい電波を放っているからです
電波に毒された私はどんどんと紫色になり
それはまるで季節外れの紫陽花の様に咲き誇ります
図書館にはご飯がないのでイタ飯屋へ行きますか?
それとも文字を本から剥ぎ取り食べますか?
インクの匂いに咽び泣く日々を食べますか?
富士見台で禅を組んだ猿に出会いました
虚けの私に猿のヴィジョンは見えないのです