イブントゥファイル

世の中に文字が溢れていると言うのに
私は乱雑な文章を気紛れで増やしていいのだろうか?
世界中にいる人の数は減らしてもよいと思うのだが
如何せん穴の開いた靴下のようなキャズム理論に近い
しかし3億の人間が私の幸せの足枷となり
私自身が幸せになれていないことは皆さんがご存知の通りだ
一つの源泉からは一つの温泉しか湧かないが
その温泉は皆で分ける事が出来るというのは
アニミズムに反すると私は考え
アスケーシスを尤もとする私に関して
世界のパパラッチはいい加減に私の局部の写真を
新聞社に売り込むのを止めて頂きたいものだ
だが誰かが私の足を踏もうとも私は
蝸牛の様にノラノラと歩み続けるのだろう
そして文字を幾つも増やすのだろう