現在なのか未来なのか

笑声は絶える事無く続いているのですが
それは私の耳の中にだけ入ってくるようで
他人がとても笑い声を楽しんでいるようには思えません
人々がいつも訝しげな顔をしながら日々をダルそうに
生きているのを見ている僕ですが今日の鏡の中の僕は
訝しげ所かアンモニアの様な臭いを発しているのです
ましてや楽しげと言うよりも晩年の呆け老人の態で
その顔は悲しげであり、何処となく爆発しているのです
私はそれが愉快で愉快で堪らないのですが
笑うことなど許される筈もないのです
所詮、猿知恵の塊である私は今までの人生の償いを
しなければならないので笑ってなどいられるはずもなく
代わりに何処の馬の骨とも知らない有象無象の声が
限りなく混沌に近い形で耳の中にリフレインするのです
所謂狂喜乱舞でございます狂喜乱舞でございます
公明党の狂喜乱舞でございます
私が議員になった暁には国会議事堂をTDL同様の
稚児の遊び場として開放し中国人を皆殺しにします
狂喜乱舞でございます狂喜乱舞でございます
演説は耳鳴りの様に止まず群集の嘲笑の声は
已む終えない形でピストルの音と共に終わるのです
私の人生と共に終わるのです
私はなぜ今、小学校の教室で包丁を持ち立ち尽くしているのでしょうか
目の前にある血塗れの小学生の死体はなんなのでしょうか
理解しようとした瞬間に射殺されます
その一部始終が笑声なのです