僕は嘘吐きです

扇風機の風が頬を撫ぜてそっぽを向く様な
そんな一進一退の毎日が歩いている
今日こそは嘘をつかずに生きれたと
心のない心の歌をただただ聞いていた
私の横に友と憧れが座り、私はただ蹲る
飲み干す水すらも乾いていく夜
歌う歌すら干からびて響く夜
顔のない顔ですら薄ら笑う夜
こんな素晴らしい夜だからこそ
人間よ滅びろと切に願うのでした