お刺身にしてください

日付変更線にやってきた貴女を滅茶苦茶にしたい
そんな欲望もきっと何処かに存在していたのかもしれません
綺麗事と世迷言に塗れた私は自分の気持ちに感嘆符を撃ち続けます
いくら撃とうと届きもしない砲弾がアルコールで錆びていく
貴女が魚を嫌う様に私は烏賊臭い死んだ魚なのです
愚言だけを吐きだす九官鳥の慣れの果てです
自分の軟骨の唐揚げを突きながら泥沼で溺れて逝く烏賊なのです
下卑た言葉を吐こうとも綺麗な言葉を吐こうとも黒く汚れている
そんな私の想いは空中で宙返りをしながら行方知れずになっていきます
でもそんな想いも桜の下の気持ちだけは午前5時の風に流さずに
こんな気持ちをありがとうと俺の空に溶かして微笑むのでした