二胡の音色

ピエロもかつお節も踊る夜
私は躍る貴女を見て心躍らせの鎮座だ
夢の中の貴女もどんどんと朧気になっていく
いつセピア色になるのだろう
いつ砂塵に成り果てるのだろう
いつ壊れた玩具になるのだろう
いつ私の心が壊れるのだろう
どれが一番早いかは知っている
まだ形を成した夢の続きを見るために
まだ壊れない私と貴女の続きを見るために
私は今日もレンドルミンで脳味噌を塞ぐのでした