2011-07-21 午後二十一時 真っ暗な私の枕元に オベリスクがひとつそそり立つ 私は眠い眼をギョロつかせながら 「この世界から逃げ出せますように」と ポツリと、ニヤリと、フフフと呟いた するとオベリスクから金色の赤ん坊が這い出し 私を連れて行こうと腕を掴み泣きだした 面倒事は避けたいので寝た振りをしている 起きたら私はどこにいるのだろうか? 楽しみで楽しみで震えの止まらない深夜気分なのだ