手術台に跨って

狂ったようにキーボードをタイプする夜
必要なKeyはその中には無いのです
狂人の狂ったの頭脳は前頭葉を探し
あぁ、私こそロボトミーが必要なのだと
電気の走る瞬間に酔いしれています
世界は白んで夜明け前なのに
頭の中では貴女がポップコーンの雨を降らし
白いフワフワな雲と真っ赤で無邪気な貴女が
言葉の見えない闇の中を埋め尽くしてしまいます
暗中の脳内に電気ドリルのモーター音だけが
響き渡り、染み渡り、踊り続けて、脳味噌が腐り
だから私は心を消してフハッと笑うのでした