黒い服がいいわ

妖怪の足音と供に脳味噌が桃色になっている
浮かれた口からは歌が流れ
浮かれた眼からは華しか見えないのだ
ニヤニヤの止まらない夜明けを迎え
叶わぬと解る夢を見ながらの睡眠不足は
苦でもなんでもなく雨の中を走りたいのだ
ヒロポンを打てる私は幸せだ
軍靴の足音が聞こえてきた気もするが
きっと空耳だと逃げている私は弱小国家なのだ