思い思いの重い思い

窓の外の月を追いかけて彷徨う夜
月は空にあるのになんであんなに近く感じるのだろう
月は手を振ると影を見せながら笑ってくれる
見えない裏側は私には想像もできない
だから膝を抱えて月に兎が来る様に祈る事にした
私に兎はいらない
貴女にだけ兎がいればいい
気づけば朝日が西武新宿線を照らしている
私の気持ちを粉々に轢殺してくれた電車に空き缶を放り投げた