枯葉剤は飲み物です

脳味噌がどんどんと枯れていくのに
新たに植えつける知恵の苗もない侭だ
いっそ砂漠にでもなってしまえばいいのにと
冷たい麦茶で喉を潤しながら説得力も無いのだ
ピエロの様な物体は窓際でただ蹲る
窓際で誰かが笑ったかもしれない
折れたペン先、書けないノート
俯く先には大空が広がっている
希望も夢も総てが詰まった大空が広がっている
私には羽ばたく翼すらないというのに、だ