猫狂いちゃん

猫好き女が空に一輪だけ咲いていた
彼女と同じ色の灰色の空に紫の花を咲かせていた
守るべき物を砕きながら微笑む様は
脳無しのくるくるぱーその物だったが
己も白痴ではないかと見上げた空に
彼女こそヒューマン・オブ・ヒューマンだと
キチガイのぶち撒けたペンキが物語り
アウトサイダーと人でなしの境界線に悩むのだった