2010-02-05 日和見主義者 美人が水を浴びる様に飲んでいるのだが 私はそれを見ながらの自慰を楽しんでいる 打ち勝たねばならないのは私自身なのだが 自分の性欲にすら勝てない私を 縮こまった亀がじどりと見つめニヤニヤと呟くのだ 「お前は誰と戦いたいんだ?」 私は誰の血も見ずに自分の血だけを見たい リストカットを繰り返し オーバードーズを繰り返したい 反響するのは私の声ではない、母の声だ 私は母の声を聞きながら亀を擦ったのだ 今日は終戦記念日だと言い張るキチガイは私だ