どれみふぁそらしど

頭巾を被った亀が股間で一匹縮こまっています
これは困ったと魔女裁判陪審員に名乗りを上げた所
「貴方はセクシーな仙女ですね、セックスをしましょう」と
歯の臭い男に言われたので錐を握り締め眼球に突き刺したのです
私の眼からは涙が零れ落ち、貴方の眼からは体液が飛び出ます
海老で鯛を釣るとはこの事かと妙に納得したのですが
満足の良く反復横跳びは生まれてこの方出来た例がなく
三歳の時のお医者さんごっこは私の人生のピークだったのだなと
生臭坊主の様にシャブラニグドゥに祈るだけの毎日なのです
ああ、足から枝豆の香りが漂う初冬にはなんと不釣合いなんだと
割れ目から頭を出した象の耳、パンの耳、百の耳に
聞かせようとしたのは他でもない、僕の全身全霊のシャンソンなのでした