2009-04-05 犬 高田馬場には仔犬が一匹鳴いていた 私ですら泣きたくなる位に鳴いていた 電気が点いた瞬間に私の涙腺は崩壊し 濁流に飲み込まれた仔犬達を見ながら 猫の食べていた炒飯の味を思い出していた そういえばここは何処だったのか そんな事を思いながら気付けば乞食と 有楽町線に揺られながら入れ知恵を考え 自分自身を投げ捨ててしまったのだった 明日は右からやってきて左へ流れるだろう