吉田松陰の夜

朝鮮人朝鮮人であるが故に朝鮮人だった
私の紙はどこにあるのかわからずにペラペラで
貴方の頭はそこにあるにも関わらペラペラだ
西早稲田には私だけがポツンと立っていたのだ
私は貴方方に置いてけぼりにされてしまった
思えばそれは最後の合図だったのかもしれないと
夢見心地で踊るのも公園で水に浸かれば忘れられる
貴方は朝鮮人か?貴方は日本人だとしても貴方は朝鮮人
劣悪な感情が副都心線の中で増えていくのは
きっと私の心の中にキムチがポツンとあるからだろう