一人ごっつ

午前5時の電車を私は待ちきれず個室で股間を膨らませています
いつからこんな自堕落になったのかと尋ねられれば
私は「ピーナッツを鼻で噛んだころ」としか言いようがないのです
才能があふれる20代を見て自分の力の無さにアヘ顔になってしまいます
私は彼らと同じ舞台に立っている筈なのに私だけ宇宙を漂っていて
大気圏に突入する前に燃え尽きてしまった感覚に襲われ
真夜中が来るのを待ちきれず夜の千川を走る妄想をするのです
エロティズムは三丁目の煙草屋を曲がった所で開花しました
私の頭の中に咲き誇った曼珠沙華はいつ頃散ってくれるのですか?
そんな不安の種が蒔かれた髄液は全身を巡り巡って排尿されるのです