2009-02-02 6時58分 あれは新宿と池袋の間だったのを覚えている 真赤に燃えた朝焼けがビルの間に白昼夢の様に プカプカとクラムボンに浮かんでいたのだが 私はそれを一瞬しか見れなかったのだ ビルとビルの間に浮かぶ血溜りの様な赤い塊は ビクビクと私の視線から逃げる様に隠れていた 私は太陽にすら嫌われた男として生きていくのか? ヘッドフォンから流れる音楽は私を陰茎にし ビクンビクンと勃起したまま私は眠りに付いたのだ これから私はどの方向に向かって走ればよいのか 誰かそっと耳打ちしてくれないかと期待している