2008-11-07 五冊めの真実 日々が淡白に流れていってる 微炭酸を喉に流し込めばシュワシュワと 泡沫が消え去るのが自分の人生の様で 私は鰐皮の財布を持ち歩くのをやめたのだ 回鍋肉も餃子も私にとっては一瞬の煌きだ 明日になれば大便と化し汚臭を放つかと思えば 私にお似合いなのは三角コーナーだ 今日はモーツァルトを聞きながら笑い転げたかった だが精神安定剤は総てを台無しにしてくれるのだ 明日も明後日もデパスの一錠で狂う私の人生は スポンジケーキの様にしっとりしていて スウィートポテトの様に甘ったるいのだ