妄想列車

日々が私への悪意を持って流れていないと思っていたのだが
どうやら日々と言うよりも宇宙全体が私への悪意であり
私自身が宇宙への悪意だと気づいた時には遅かったのだ
私のような浅学非才の唐変木の木偶の坊は世界に溢れ
それは簡易オナホールで遊ぶが如くの使い捨てだ
そもそも私は貴方への快楽や貴方の求めた真実とは
程遠い存在であり私がいくら足掻いた所で貴方は砂に飲まれ
希望とも絶望ともつかない喩え難い気分になってしまうのだ
私が邪魔なんだろう?貴方の笑顔から薄々と察していた
私は何時か壊されるであろう足枷でしかないのだ
私自身を守る力を身につけなければ私は壊れてしまうのだ
精神安定剤が効きすぎたのはセンチメンタルだからなのだろうか
それとも私がアンジェリーナ・ジョリーだからなのだろうか
世界中にいるであろう総ての可哀相な稚児を絞め殺したい気分だ