茶色い話

私の脳味噌はグチャグチャに混ぜた肥溜めの様なのです
その誰もが忌み嫌う場所を拠り所にする有難い存在がいます
寄生虫エキノコックスと蛆虫と私の母と一握りの夢です
エキノコックスの液胞が破け脳味噌が体液に侵食される瞬間
電撃が走ると思うのですがそれは射精より気持ちのいい激痛です
痛みで狂い死ぬと思いますがそれもまた一興なりと悦に浸り
生きている間に脳味噌を蛆虫が食むのも想像してみたのですが
反吐が出そうなほどの忌々しい想像で満面の笑みで人を殺せそうです
私の母は大統領夫人なのですが私も大統領である所を見ると
大統領というのは暗殺してもいい存在だと安易に結論付けれます
もちろん私の母を殺しても構わないので闇サイトに依頼します
一握りの夢は三匹の益虫を飼うのにはちょうどいい糧なのですが
私自身の糧も何も持っていないというのにのんびりと猫を飼うのは
自分の首を絞めるような形になるので明日は中国人を家に呼びます
明後日の家には食べ残しの骨しか残っていないでしょうが儚まずに
遥か天空彼方を目指してアスパラガスの様なペニスを伸ばしましょう
さすれば誰かが私に逆立ちをしながらしたり顔で問いかけるのです
「あなたは神様ですか?」
私は答えます
「いいえ、ただのキチガイです
 キチガイであるが故に神であり神であるが故にキチガイなのです」