放課後の音楽室

生きているか死んでいるかわからずに
ただ乞食の悪心でここに突っ立っている
それは富士山がここにあるかのような
寛大でいて壮大なスケールの臨在であり
ふと心奪われた音楽にカエル倒立をしてみる
足元には数万の画鋲が落ちているのだが
これまた祖父の残した遺産なのだろうと
黄金なる遺産を踏み潰しては血だらけの足で
mixiを徘徊するこの嫌がらせを続けているのだ
スピーカーからは重低音が流れてくるのだが
どこからとも無く聞こえるピアニカの嘶きに
これは輪唱しなければと必死であえぐ私こそ
地球で一番屁を奏でるのが上手いと自負している