買い出し紀行

そうか私はゲイだったのか
気づかない振りをしていただけで
ドヤ街の匂いを心底楽しんでいた私は
臨在する塔を眺めながら終末は近いですと
知恵遅れの名言を吐いていた
このまま行けば私は京浜東北線に跳ねられ
脳味噌が飛び散るのだがそれが楽しみで
側転を繰り返そうと転ぶ私こそが
ドラッグクインのの中学二年生なのだろう