2008-03-28 現実境界線 四葉は既に冷たくなり喋らなかったが 確実に私たちを生かしてくれた 果実は既に冷たくなっても喋っていたが 確実に私たちを殺してくれた 蘇我入鹿は何処にいるのか教えてくれと 貴方に問いかけたが貴方は微笑んだだけで ここにある全ての空気を吸い込む 加湿器の様な炊飯ジャーだったのだ 新宿駅で中央線に乗る市橋達也を見たが 私は彼を逃がしてあげようと菩薩の心なのだ