サブプライム・アローン

寝過ぎた朝に寝過ぎた夜を重ねていれば不思議な事に
私の脳髄は根っ子を生やしながら全身を蝕んでいる
たかが狼されど赤頭巾と病的な童話を右から左へ聞き流し
回っている寿司はもう二度と回らずに干からびていくのだ
世界の終わりが来たとしても私の基本的なスタンスは
終末を待つと微妙に韻を踏みながら上手い事を言ったと
したり顔になっている私こそ世界で一番の馬面なのだ