2008-03-11 フランドル・フランドル 目が眼鏡ごとプロペラの様に回りだした これは私もついに飛び立てるチャンスかと 一握の魚卵を掴む思いでじっとしていたのだが 一向に飛び立つ気配はなくプロペラが出す風が これこそ真のゆとり教育とばかりに旋風と化し セピア色に染まった部屋を眺めていたのだ 頭がボーっとする薬を飲んでいたせいもあってか 足は蒸気機関車となり何処かへ走っていった 暗闇の何処とも知れない埼玉を走る足は 魂だけを運んでいるわけではないと教えてくれた プロペラは腐り落ちたので私も腐れ落ちる事にする