宇宙と自分を知った日

首を間違えて寝違えた夜には宇宙の歌が良く聞こえる
一概に可愛いと言っても可愛さにもいろいろとあり
今日の私の言う可愛さとは幸運の星の様な可愛さだ
明日の私が言う可愛さとは司令官のような可愛さだ
いつかの私は鬼が可愛いとほざいていたのだが
一昨日の夜だろうか、鬼がこちらを見ていたので
ベッドに招いてみた所、経験上最高の妄想であった
黄色い背表紙の本と赤い背表紙の本が並んでいるが
私の右側は今も傷んでいる所を見ると
終末はいよいよ近くまでやってきて金棒を振っている
私も負けじと肉棒を振ってみるのだがそれ自体が
虚無の象徴であると気づいた時に私は宦官になる
今日までの日々をドラマチックに沈めていく夜に
カルピスウォーターキャンディーを口に含めながら
宇宙一の変態として宇宙中の噂になっているのだろう
それは望むべき事なのだが貴方が苦笑いをするので
羹に懲りて膾を吹いてしまう私の輝く未来を
貴方が蹂躪したがっていると勘ぐってしまうのだ
疑うという事は生きる上で恥ずべき最たる行為なのだが
生きる上で最も必要な使用済みナプキンの行為だ
貴方はコンドームですか?それともスナフキンですか?
と愚問を繰り返している私の今日は最悪な一日で
後にH氏の悲劇とでも名前をつけられ映画化するのだろう
舞台挨拶には黄色のタキシードを着て行こう
カラフルな色盲の貴女が私を一瞥して蔑むのを
楽しみにするしか最善策は見つからないのだ
あぁ、首が痛む