2007-10-29 湾曲する鼻 自分の存在を恥ずべき物としか思えない 恥部の象徴のような私に誇りを持つとすれば 四六時中醸し出される栗の花の匂いだけだろう 全身黒尽くめの男は私の事を納豆野郎と揶揄したが あながちそれは揶揄ではなく率直な感想でしかなく 私自身は納豆と同系列に扱われた事を救いと思い これから始まる暮らしの中で異臭を漂わせながら 高円寺の駅前を全裸でうろつかなければならないのだ