2007-10-08 揺り篭と蜃気楼 私は二度寝する事の素晴らしさを知っている 君の囁く声を聞きながら寝惚け眼でいる幸福を知っている だが夢を見るということを知らないのだ 貴方の囁きが途絶えた時に見えるあの光景は夢なのだろうか あれが夢なのだとしたら私は夢を見る事も寝る事も 知らないままの方が頭のネジが外れないで済むのだ