空と地面の間には

意味のない言葉の積み木遊びを続けていますが
いつまで経っても空へ届くことはありません
思えばどこまでが空でどこまでが地面かを
私は厚顔無恥なために知らずに生きています
遠い魚の目でモザイクのかかった領域を
これでもかと言わんばかりに眼を細めるのですが
飛蚊症にでもなったのではと言わんばかりの昆虫軍しか
見えずに終いには空にも地面にも属さない所を
無い物強請りする日々が今日も続きます
自己完結するのはここは日本だと言うことです
空はどこまでが空かという思考も出かかっているのですが
パンドラに残る希望のように恥を隠しながら生きていきます