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先日の晴天が嘘の様な鈍色の曇り空の下で
私は貴女をずっと待っていたのです
口をあんぐりと大きく開け涎を垂らしながら
転がる石の様な意思を持ち待っていたのです
しかし私の顎も限界なので踵を返したところ
携帯電話に29564件の不在着信がありました
誰だろうと思い発信者を確認したところ
鈴木宗男さんからだと判ったのですが
私は彼と何の面識もないのです
幸いにも1件だけ留守番電話が入っていました
桃の天然水買ってはいけない・・・」
その一言だけで私は創価学会員の様に幸せになりました
幸せを噛み締めながら現世から解離します