2007-07-29 夏の前日 蝉時雨が選挙カーのように泣いていた 荼毘に臥される煙は私には見えず 玩具を燃やしている煙と勘違いする事もなかった 蝉はあれほどに泣くのに涙は出ないのだろうか だとすれば私は蝉なのかもしれない 貴方の分まで七日間を精一杯生きようと思います